2013/05/02（木）	修行〜冬なのぉ？寒い，寒すぎる〜

え゛〜ん，え゛〜ん，さむいよぉ〜，凍死しちゃうよぉ〜。 なんで，なんでなのぉ〜〜〜〜〜〜〜 話は数日前にさかのぼる･･･

GW突入前に，釣れないくんと釣行計画を立てた。 色々と遊びに行く予定があるらしく，GWに遠出するほどのバカでなしと言いたかったが，グッとこらえて30日で合意。 楽しみにして待ってたんだが，今度は王国に不測の事態が起きちゃって，30日を流して1日で再合意。 さて，ご存じのとおり，30日は低気圧の影響で海況悪く出船せず。 やっぱり30日流したの正解じゃん。 そして夕方，予報では波2〜1.5m，しかし，風が10m前後ときた。 外房なら普通でしょと思ったのだが，翌日も出船せずと釣れないくんから連絡があった。 浜茄子の船長，ここんとこサボリぐせがついてねーか？ さて，いや，さてじゃねーよ。考えるこたぁねーよ。1日がダメなら2日でしょ。 釣れないくんは旅行に出るらしいので，切り捨てて単独出撃する旨連絡を入れる。 メールの字面からも若干ふてくされている感が伝わってくるが，許せ，やっぱりこの時期は行っとかねーとよ。

1日の午後，浜茄子に予約を入れ準備に取りかかる。 風も治まってきてる，が，気温がかなり下がるとの予報。まあ，波風なければ問題ないっしょ。 20:00に出発〜。

翌朝4:30にお目覚め。車から出るなり寒っ！ いちおうフリースジャンパーは着てきたけど，完全冬装備ではない。 ちょっと不安がよぎる。ここまでとは･･･ そうこうしていると，隣の車のおっちゃんと仲良しになる。 養蜂業を営んでおられるとのことなので，仮に名前をハッチとしよう。 ハッチはだいぶ前に釣りをやってたらしいのだが，肺がんを患い，術後のリハビリとして再開したとのこと。 昨年末からヒラメに来るようになったとのことである。 ハッチ，実に人なつっこい。 ケロの必殺アイテムの数々に興味津々らしい。 これ何？常習屋？と情報収集に余念がない。 ハッチ，これからも元気に釣りを続けて欲しいものである。 ハッチはケロをニーサンと呼ぶ。絶対にケロよりは年上だと思うが･･･ 話は逸れるが，ケロは最近ニーサンとかニーチャンとか呼ばれるのがイヤになってきた。 もうケロはおっさんである。だが，あからさまにオッサンと呼ばれるとグーで殴りたくなる。 そんな微妙なお年頃である。

5:15出船。5:30出船予定だったが全員揃ったので行くってさ。 今日は総勢6名。右舷4名，左舷2名というアンバランス度合いMAX。 ヒラメだったら絶対片舷になってたとこだ。 でも，釣りはやっぱりこのくらいの人数が一番いいな。土日の20人あたりまえ的な混雑はやだよ。

走り出すとやっぱり寒ぃ〜。 真冬と言ってもいい。 厳冬のヒラメ釣りにそれなりの装備で臨まなかったらどうなるか･･･死あるのみ。 ちゃらい服装で冬山に登ったら遭難するのと同じレベルである。 完全に失敗した感200パーセント。 ああ，犬吠沖で遭難するケロ。死因は溺死じゃなく凍死。 さびしい，さびし過ぎる。 なんだこのどんより感。 空も海も心までもがどんよりどんよりだぜ。 あ，なんか，半分心が折れてるかも･･･ こんなことなら，本格冬装備で来るんだった。 まさか，5月にもなってこんなに寒くなるなんて，誰が予想できるかね。まったくもー。 NHKの平井さん，グーで殴る！

さて，実釣開始。 え？何だって？君だよそこの君！ えー，えー，そうですよ，釣れません！ えー，えー，船中一匹もね。 船長も何度もポイントを変えるがパッとしない。 ケロの右隣のあんちゃんが1枚揚げる。 続いてケロにもヒット。 開始2時間でやっとファーストヒットだぜ。 どーなってんだ，この白っちゃけた魚。 相当水温が低いようだね。 船長も2℃水温が下がっていると言い訳をかましてきた。

あ゛〜，ダメだ。寒ぇ〜。手が凍る，体も凍る，気も凍る。 考えることといったら釣りのことじゃなく，終わった後の温泉のことばかり･･･ 今日は時間の進みが遅い〜。 せっかく来たってのにこの仕打ちかよぉ。 ひどいよ，ひどいよ，ドイヒーだよ。 結局12時過ぎまで粘ったものの，手のひらサイズが4枚だよ。 終了間際に若干活性が上がったが，その時点ですでにケロは仮死状態。風呂に浸かることしか考えていなかったのだった。 ところで，写真左上の白い袋，ふふふ，とうとう禁断の食べ物に手を出すときがやってきたよ。

帰港途中，雲の切れ間から少し青空が，と思いきや，5分後には快晴に。 なんだこりゃ，なめとんのか，われぇ。 やっと暖かくなってきたわ。

鯛ラバ

クロスステージ鯛ラバをシェイクダウンしてみた。 今思えば今日じゃなくてもよかったのに。なぜこんなコンディションの悪い日に。 3投くらいして終了。まったく釣れる気がしない。 鯛ラバのキモ･･･わかんねー。 っていうか，今日はテンヤも全然ダメじゃん。 ってことで，評価は次回に持ち越し。

さて，禁断の食べ物だが，何だと思う？ 今日はお客さんが少なかったので頼んでも迷惑にならないだろうと思ってね。 ふふふ，もう分かったよね。 船上でね「船長，捌ける？」って聞いたのさ。 「ぅ゛，さばけるよぉ」だって。「ぅ゛」って何？自信持って「捌けるよ」って何故言わぬ。 一応免許は持ってるんだろうからお願いすっけどさ，こっちも不安になるじゃん，命かかってっからさ。 でも，捌きの手際は大したもんだわ。捌き方がキレイで無駄が無い。ちょっと安心か。 しばらく晒しといてねって言うから帰港までそうしておいた。でも，やっぱり半信半疑だよね。

さて，王国に帰り，手のひらタイさんたちは鯛茶漬けと煮付けに。 そして，禁断の食べ物は5切れだけ刺身にして，残りの大部分の身は煮付けにしてみた。 本当は全部刺身でいきたかったが，何分にも猜疑心が抜けきらなかったもので･･･ 煮れば生き残る確率も上がるのではという根拠もないことを考えてしまい･･･

タイは当然のことながら激ウマです。今，味も脂も乗りまくってます。 さて，禁断の刺身です。 なぜすべての身を刺身にしなかったのでしょうか。何故，おれさまはこれの大部分を煮てしまったのでしょうか。 諭吉さんを2人ほどドブに捨てたようなもんです。 なんという愚かなことを･･･かみさまケロをお許しくださいぃ。 次回から外道も楽しみです。 厳しい修行の後にはいいことがあるということですね。 やばいです，まさに”禁断の味”です。 これがこんなに簡単に手には入っていいのでしょうか･･･いいんです（川平慈英の体で）

本日の釣果
真鯛	4
フグ	1

本日の潮時（犬吠埼）［小潮］
満潮	干潮
07:09	01:52
22:15	14:43