2012/10/20（土） ワラサ・リベンジ

忘れもしない9月16日･･･そうさ網代で自爆した日。
その後どうしたかって？
そりゃぁ，何度となくリベンジを企てたけど，度重なる台風の嫌がらせにあい出撃できず終いだったのさ。
あれから早ひと月･･･たいちょーから入電だ。

た「土曜日行くぜぇ」
ケ「ご英断でございます。この日をどんだけお待ち申し上げていたことか･･･」
た「四の五の言ってねーで必ず来い！！」
ケ「ラジャー！！」

そしてXデー。
前日まで影響を心配しつつ，でも急速に速度を上げた台風は，遠く日本の東海上に去っていったのだった。
今日はいけるかもしんねぇ。

前日に剣崎入り。

そうなのだ，網代があの後撃沈続きなもんで，
業を煮やしたたいちょーは剣崎でのリベンジを誓ったのだった。

瀬戸丸の休憩小屋に直行した我々の目に飛び込んできたのは，左右大艫と右舷大舳が取られた後の札板だった。

た「まじかよ〜，この時間でかよ〜」
ケ「ど，どーします？」
た「胴の間はおまつり必至だ，舳しかねーだろが」
ケ「お，男っす」

こうして左舷大舳の42番，40番を確保したのだった。

翌朝，寝袋から這い出す。
例のごとく，砂糖に群がるアリのように釣り人集合。
各船に灯が入っていく。

だが，剣崎もいっときほどの勢いはまるで無い。
駐車場中央にある大きな売店からは土産物はすべて撤収され，付けえささえも無くなっていた。
･･･盛者必衰ということなのか？

ともあれ，乗船して準備だ。

ん，たいちょーが浮かない顔でこちらを観ている。
そりゃそーだよ，見てよこの釣り座。
大舳って本当に船の舳先じゃん。
ここはジガーの席だぜ普通。

同じ境遇の右舷大舳のオヤヂと意気投合したたいちょーである。
このオヤヂも相当頭にきたらしく，こんなとこまで人を入れるとはどーゆーことだとご立腹だ。
あとでたいちょーが言うには，船宿HPに文句を書き込んでやると小学生まがいの悪たれをついていたらしい。

確かに，この仕打ちはねーよな。

とりあえず，朝焼けの中を出港。
ポイントまでは10分くらいだ。

た「ふふふ，みとけよ〜，このぐらいのブリ釣っちゃる」

た，たいちょー，すごい気迫っす。
でも，でも，足下狭すぎません？

さて，実釣開始。

･･･
･･･
･･･
え゛？　ぜんぜん釣れないんですけど･･･
只今10:00。まったく当たり無し。エサ取りさえも居ない。
あれぇ？8:00早上がりのはずだったのに。
まぁ，いつもの展開と言えないこともないが。

船中は艫の方でポツポツ揚がってはいるものの，大爆発には遠く及ばない。
さて，どうしたもんか･･･

ここでケロはタナをさぐり始めた。
当初の指示だなはハリス＋3〜4m。まずは上ずってる可能性を確かめるため＋10mまでを探る。
生命反応ゼロ。

何故か，急にSPJJのドン，佐藤氏の言葉が頭をよぎる。
「でかいのは底付近でじっとしててエサが近寄ってくるのを待っているんだ」
いやいや，それヒラマサでしょ？
神のお告げとも言うのだろうか，タナをハリス分に合わせた途端にシェークスピアが海面に突き刺さる。
「キタ〜」
このドカンとロッドを持って行かれる感覚，久しぶりだぜぇ。

ここから1キャスト1ヒット，怒濤の快進撃が始まった。
当たりが止まらねぇ〜

4本釣って当たりが一段落したので，ケロは釣ったワラサの血抜きに精を出していたのだ。
となりのおっちゃんが何か叫んでる。ん？当たってる？あ，なに，おれ？
見れば置き竿にしておいたシェークスピアが弧を描いているではあーりませんか。
棚からぼた餅とはまさにこのこと。
結局，釣れちゃったこの1本を含め1時間で5本を釣り上げる快挙となった。

して，たいちょーは･･･
ケロよりも早く当たりが！
慎重に寄せてみると何とカツオ。いつも見るカツオと違い銀色に光り輝いている。
本カツオに違いないと思ったのだが，後日談によるとソーダだったとのこと。無念。

気を取り直して，また当たり。
今度は小さいらしい。たいちょーはアジだと言う。
しかし，揚がってきたのは真鯛。鯛飯に丁度良いサイズだ。

だが，たいちょーの一日はここで終了だった。
ワラサの姿を見ることはなかったのである。

13:00頃に帰港。
たいちょーは貧果に，ケロは釣り座の劣悪さに疲労困憊だった。

というわけで，今日のオアシスはマホロバマインズ。
三浦にあるリゾートホテルの日帰り入浴だ。

塩泉だけど浴槽が広々して気持ちいい。
いや〜，癒されるね〜。

脱衣所も広々，ほぼ貸し切り状態である。

二人ともマッサージチェアでエマニエル婦人のポーズ！

この数日後，シルビアクリステルが亡くなったと報道された。
何の因果だろうか･･･		  
 

帰り道，横須賀PAで何やら香しい香りが。

あ゛〜，鰹節と醤油の香ばしい香りがどうにもたまらん。
てなわけで，空腹に耐えきれずつみれ蕎麦を食す。

う゛，うめ〜。


そんでもって今日はついていた。
葛西からの首都高渋滞が全くない。
こんな奇跡があるものか？

帰りの車中でたいちょーがつぶやく，「剣崎はもういい」と。

そ，そうっすよ，たいちょー。
これからは外房っす。ジギングっすよ。
青物でもヒラメでも釣り放題っす。


･･･元気だしてくださいよぉ〜


本日の釣果 
ワラサ 5

本日の潮時（間口）［中潮］ 
満潮 干潮
08:33 01:20
19:02 13:36