2011/05/02(月) | 定例会―久里浜真鯛 |
今年も定例会の日がやってきた。 定例会であり、今年の初船釣りでもある。 本来なら冬季のヒラメが初釣りとなるはずだったが、大王様の入院と東日本大震災で結局行けず終いだった。 昨今、何が起こるか判らないね。 |
さて、そんな暗い雰囲気を払拭すべく、久里浜ムツ六から真鯛釣りに出船した。 幹事であるS氏の粋な計らいで、あくまでも鯛が不発だった場合の保険用にビシアジまで付いている。至れり尽くせりだ。 |
7:00、全船一斉にエンジン全開だ。 この時期4:00ころにはすでに明るくなり、6:00には朝日がまぶしいくらいに昇っている。そう考えると7:00出船ってちょっと遅いような気もする。 今日は凪でよい釣り日和となりそうだ。 釣り座は右舷艫の2番目。 たいちょーは右舷舳。 |
15分程でポイントに到着(ちか〜)。 そうそう、今日の船頭は何と昨年と同じおやぢではないか・・・ このおやぢあーだこーだと結構うるさいのだ。 出船前に仕掛けの講釈が始まり3号8mを頑なに主張しおった。 K氏(王国初登場だ)の4号仕掛けを見るや「へ、これじゃダメだ」と大上段から切り捨てた。今日も先が思いやられる・・・ そんな訳だけど、今日は3号6mしか作ってきてないので、構わずこれでいく。 竿もムーチングの柔らかくて若干長めの3.5mとした。 さー、釣り開始だ! |
1時間が経ち、2時間が経ち・・・ 釣れねぇ〜(泣) とうとう3時間が経過し、もう10:00? 周りの船を見ても誰一人釣れてない(まぁいつものパターンと言えば言えなくもないが・・・)。 付けえさが付いたまま戻ってくる状態でエサ取りさえも居ないようだ。生命反応ゼロ。 今回S氏の決断は早かった。 速攻でアジに廻る。もちろん全員異論は無い。 久里浜の鯛はいつからこんなにきびしくなったのだろう・・・ |
|
ポイントを替えてビシアジ開始! 1時間経ち、2時間経ち、3時間経ち・・・ヤバイ、ヤバすぎる、十万石まんじゅうだ。 ちょっと飽きてきたので鯛コマセの中で発見した宇宙人としばし遊ぶ。 何でしょこれ、耳の生えたタコですわ、足八本だから。 って、あ゛〜、こんなのと戯れているバヤイではない、もう14:00過ぎだ〜 周りの連中はポツリではあるがアジを揚げている。 連れてないのはケロだけだ〜 次のポイントで最後らしい。 昨今、アジ釣りにおいてこれほど追い詰められたことがあっただろうか? 何とか釣れてくれぇ〜との願いが届いたかどうか知らないが、アジを2尾ゲットしたところでタイムアウト。力尽きた感500%だ。 |
こんなときはどうする? そう、そうだよ、風呂だよ。この脱力感をきれいさっぱり洗い流すんだよぉ〜 ということで、たいちょーと共にやってきたのは”野比温泉”だ。 久里浜港から車で5分程のところにある、一見パチンコ屋みたいな建物だ。 温泉が極端に少ない三浦半島にある数少ない温泉で、いつもながらたいちょーが見つけてきてくれた。 |
|
脱衣所はこんな感じでこぢんまりしている。 先客が居たので湯船の写真を撮れなかったが、小さいながらも一応天然温泉だ。 茶色のヌルヌルしたお湯で、ぬるい! 熱い風呂が好きなケロとしてはちょっと許せないくらいぬるい! まー、でも、気持ちいいから許す。 |
風呂上がりに無料休憩室で一息つくことにした。 事務所のドアみたいな感じの扉を開けると12畳くらいのたたみ部屋があり、ばーちゃんトリオとロンリーじーちゃんがおった。 天井には昭和の臭いプンプンものの電気傘、テレビの上にはクリスマスなんだか正月なんだか、誕生日なんだかよくわからないオブジェが飾られている。 しかもテレビは故障中ときたもんだ。直せよ。 |
|
テーブルの上に何やらメニューのようなものがある。 よく見ると価格崩壊を起こしているらしい。 定食が700〜800円程度のくせに、天ざる・うどんが何故1000円なのだ!? 調理場もなさそうだし、調理人らしき人も居ないが・・・ たいちょーが言うには、ここで作っているのではなく、違う店からとっているじゃねーのかと。 価格設定がおかしいのは、配達距離に応じた設定になっているからだと。 なるほど、中華屋は近いが、そばやは遠いということか・・・納得である。 酒のボトルもあるらしいが、飲み物は自販機で買えと書いてある。 ボトルウイスキーの自販機とは興味津々だ。 帰り際にいくつかある自販機をチェックしたが、どこにもボトルウイスキーが無かったことは言うまでもない。 |
|
壁にはひときわ目立つように「持込み禁止」の張り紙がしてある。 バカ高いそばを食うのも何だし、出てくるまで何時間かかるか判らないのでやーめた。 ん?、たいちょーが何やら笑い転げてる。 どうやらケロの背後で恐ろしい光景が繰り広げられているらしい。 ・・・ばーちゃんトリオか!?・・・ 持ち込み禁止の場所で持込品オンリーでのお食事会だ。 ばーちゃん達にはコワイものなんか無いんだな。 いーもん見せてもらったよ、あばよぉ!(柳沢慎吾の体で) |
野比温泉を後に、いつものように大渋滞の首都高で帰路につく。 今回は釣りレポートと言うより、悲しいかな、野比温泉レポートの色合いが強かった。 |
今日の獲物のアジ2尾は、あっという間にさばかれて、コーヒーカップソーサーに山盛りのお刺身になりましたとさ、めでたしめでたし。 新鮮なだけあって、お腹がコバルトブルーに光っていた。 ま、まさか、原発の放射能じゃねーだろな? ちなみに白色トレーに乗ってるからといってスーパーで買ってきた訳じゃないよ。 堪能できる量じゃなかったけど、味はいつもどおり抜群だ。 脂がのっていてうまい! よそ見している間に、おっきい姫様に半分食われた。 トンビかおのれは? あと5、6尾あったらなぁ。 |
本日の釣果 | |
アジ | 2 |
サバ | 4(放流) |
宇宙人 | 1 |
本日の潮時(横須賀)[大潮] | |
満潮 | 干潮 |
03:52 | 10:32 |
16:59 | 22:46 |