2011/11/30（水）	福井グルメ旅〜ちょっとだけ，近畿の道の駅〜【3日目】

翌朝6:00，サルの遠吠え，鹿の遠吠え，トンビの鳴き声で目が覚める。 ジャングルかここは？ 6:15，集落に空襲警報のようなサイレンが響き渡る。 戦争中かここは？ 夜が明けるにつれ，集落の全景が見えてきた。

7:00頃になると定置網から魚を積んだ漁船が戻ってきて出荷作業が始まったので観に行ってみた。 恐らく集落人口の60〜70%がこの仕分け作業のために集まっているのではなかろうか。 村人総出での作業である。 イナダがコンテナに山盛りだったが，今日の漁獲高は全然少ないとのことだった。 いつもならこのコンテナが10個ほどになるとかならないとか･･･ 他にも，スズキ，鯛，鰆，甘鯛，アオリイカ，そしておびただしい数の小鯵などが揚がっていた。 どうやらあのサイレンは定置網を引きに行くという合図だったようだ。

この集落には”常神の大そてつ”という名物がある。 泊まった民宿の隣家の庭先に生えている，南国でみられるような木だ。 確かにりっぱはりっぱだが，マーライオン，小便小僧と並ぶ，世界三大ガッカリ的な名物である。

常神･･･現実離れした異世界って感じでケロは好きな場所だ。 夏期は海水浴客で大変賑わうそうだ。 すぐ近くに無人島があって，船で渡してくれたり，カヌーで探検したりできるみたい。 シュノーケリングも人気があるそうだ。 王国所蔵の”是非また来てみたい場所リスト”に載せておくことにする。 9:00，朝食を済ませて，帰国のための長距離移動に出発。

途中，またまた義理の大王様的な寄り道で，福井市にある永平寺へ。 ここは比叡山延暦寺みたいな広大な寺社だ。 味気ない券売機で拝観券を買って入場。  テーマパーク化しているようで，いかがなもんだろか。
広い敷地に点在する各建物を，長くアップダウンのある回廊が繋いでいる。
「カネ持ってんどぉ〜」みたいなキンキラきんの本堂。	とはいえ，歴史的な価値ももちろんある。 天井に描かれた絵図。
庭も苔むしておちついた佇まいだ。

ここでも蕎麦が有名らしく，”永平寺蕎麦”と呼ばれている。 三種類の味が楽しめる蕎麦セットを食べてみた。 あまりの腹の減りようで，肝心の写真撮影を忘れてしまった。 しかたがないので，ごま豆腐と田楽で勘弁して頂きたい。

14:00，永平寺を出て今度こそ帰路につく。 復路は福井北ICでINして北陸道経由とした。 途中のSAで休憩を入れ，はたまた，色々な土産物を買いつつ東京着が20:15。 義理の大王様を送り届けた後，王国へ戻ったのが21:00ちょい過ぎってとこだった。 いや〜，グルメ旅というだけあって，食い物に関しては実に贅沢な旅だった。 これは義理の大王様の財力をもってしないとなし得ない旅である。 是非またよろしくお願いします感500%。

本日の走行距離	766.3 km
3日間の走行距離	1,558.1 km